WonderFox

HD Video Converter Factory Pro

ホーム
GIF画像処理
ドット絵を動かす
2024/09/27

アニメーションの作り方~ドット絵を動かす

ドット絵を動かす

せっかくドット絵を書いたのに、静止画のままではもったいないでしょう。

ドット絵を動かしてアニメーションを作りましょう!

ここでは超簡単なドット絵アニメーションの作り方を紹介します。また、エクセルで書いたドット絵を動かす方法も紹介します。ぜひ、ご参考ください。

ファイル化したドット絵を動かす方法

連番画像として保存されたドット絵を動かすにはWonderFox HD Video Converter Factory ProというWindows用の多機能GIF作成ソフトをご利用頂けます。

連番画像を繋げて綺麗なGIFアニメーションを作ることができるだけでなく、動画を切り取りやクロップなど色々編集してからGIFに変換することもできます。GIFの解像度や品質、フレームの滞留時間などは自由に設定できます。また、既に作成したGIFアニメを読み込んで各パラメータを調整することもできます。

そしてこのソフトには強力な「変換」機能も搭載されており、それを使って動画のファイル形式やパラメータを変換できるほか、APNGやGIF等のアニメーションファイルをMP4等の動画に変換することもできますから、ドット絵動画を作るのに役立ちます。

他に、WonderFox HD Video Converter Factory Proを利用してYouTubeなどから動画をダウンロード、パソコンを録画または録音、画像を使って動画を作ることもできます。

次に連番画像で保存されているドット絵を動かす手順を説明します。実際に試してみたい方はこの多機能ソフトをご利用のWindowsパソコンにインストールし、無料トライアルをご利用ください。

ファイル化したドット絵を動かす手順

Step1、WonderFox HD Video Converter Factory Proを実行します。最初の画面で「GIF作成」をクリックし、「画像をGIFに変更」を開きます。

Step2、「ファイル追加」ボタンをクリックし、連番画像として保存されているドット絵を選択してソフトにインポートします。

画像を読み込む

Step3、画面右側にあるサムネイルをクリックして出力のプレビューが確認できますので、それを見ながら下にある「再生時間」のスライダをドラッグし、適切な時間を設定します。「品質」を高品質に設定します。必要あれば、ドット絵アニメーションの幅と高さを調整することもできます。

Step4、「▼」アイコンをクリックして出力先を設定してから、「GIFを作成」ボタンをクリックし、ドット絵を動かしてアニメーションを作ります。

GIF作成

作成したドット絵のアニメーションは下記になります。

動くドット絵

VBAを使ってエクセルのドット絵を動かす方法と代替策

エクセルのセルを正方形にして違う背景色を追加すれば、専門的なツールを使わなくてもドット絵を書くことができます。例えば、下記のようなマリオの6種類の基本ポーズを書くことができます。

ドット絵

ここではVBAを駆使してエクセルで書いたドット絵を動かすソリューションを説明します。また、VBAを使うには専門知識が必要なので、分からない方は直接後の代替策をチェックしてください。

VBAでエクセルのドット絵を動かすソリューション

VBAを使って直接セルの背景色を変更し、ドット絵を書き直すこともできますが、複雑なアニメーションを作るには面倒くさすぎます。

ここで提案したいのはアニメーションを作るのに必要な全てのフレーム(つまりコマ)をエクセスに書いて保存し、VBAのCopyメソッドを使ってフレームのRange範囲をキャンバスのRange範囲にコピーすることでフレームの切り替えを実現することです。具体的なやり方は下記をご参考ください。

◆フレームを作成する

基本ポーズを書き直し、実際にアニメーションで使えるフレームを作ります。下記はマリオの立つ、走る、歩く、ジャンプ、死ぬ動きを実現する11枚のフレームになります。

フレーム

◆フレーム等の変数を定義する

各フレームおよびキャンバスは実際にRange範囲で構成されていますから、Range変数として定義します。また、フレームを保存するシートとドット絵を動かす用のシート、各フレームの滞留時間も変数に定義しました。プログラム全体は複数のSubに分けて実現しますから、Public変数を使います。

Public canvasST As Worksheet, frameST As Worksheet

Public canvasRG As Range

Public blank As Range, stand As Range, run1 As Range, run2 As Range, run3 As Range, jump1 As Range, jump2 As Range, die1 As Range, die2 As Range, die3 As Range, die4 As Range

Public Const default_wait_sec As Double = 0.15

◆initializeプロシージャで変数を初期化する

専門的なSubを使って各フレーム変数を初期化します。目で見ながら肝心なRange範囲を指定すればいいです。

Sub initialize()

    Set canvasST = Worksheets("canvas") 'キャンバスのシート

    Set frameST = Worksheets("frame") 'フレームを保存するシート

    Set canvasRG = canvasST.Range("L2:AE22") 'アニメーションを演出するRange範囲

    '各フレームのRange範囲

    Set blank = frameST.Range("E1:X21")

    Set stand = frameST.Range("E23:X43")

    Set run1 = frameST.Range("E45:X65")

    Set run2 = frameST.Range("Z45:AS65")

    Set run3 = frameST.Range("AU45:BN65")

    Set jump1 = frameST.Range("E67:X87")

    Set jump2 = frameST.Range("Z67:AS87")

    Set die1 = frameST.Range("E89:X109")

    Set die2 = frameST.Range("Z89:AS109")

    Set die3 = frameST.Range("AU89:BN109")

    Set die4 = frameST.Range("BP89:CL109")

End Sub

◆setFrameプロシージャでフレームを表示させる

引数としては表示させたいフレームと省略できる滞留時間を設定します。

フレームRangeのCopyメソッドを実行し、Destinationを使ってコピー先をキャンバスのRangeに指定します。

各フレームの滞留時間はApplication.Waitを使って実現します。1秒以下の時間を待つことが可能です。

Sub setFrame(frame As Range, Optional wait_sec As Double = default_wait_sec)

    frame.Copy Destination:=canvasRG 'フレームのRangeからキャンバスのRangeへコピー

    Application.Wait [Now()] + wait_sec / 86400 '滞留時間を設定する

End Sub

◆mainプロシージャでドット絵を動かす

mainプロシージでinitializeを呼び出して各変数の初期化を行った後、setFrameを使って各フレームを表示させ、アニメーションを演出させていけば、ドット絵を動かすことができます。下記のプログラムではしばらく立つ、3回走る、1回ジャンプ、3回歩く、最後に死ぬ、という順のアニメーションを演出させています。

Sub main()

    initialize '初期化

    '各フレームを表示させる

    setFrame stand, 0.6

    setFrame run1

    setFrame run2

    setFrame run1

    setFrame run2

    setFrame run1

    setFrame run2

    setFrame jump1

    setFrame jump2

    setFrame run1

    setFrame run3

    setFrame run1

    setFrame run3

    setFrame run1

    setFrame run3

    setFrame die1

    setFrame die2

    setFrame die3

    setFrame die4

    setFrame blank

End Sub

実際にmainプロシージを実行してみますと、下記のようなドット絵アニメーションを作ることができます。

エクセルでドット絵を動かす

代替策:エクセルのドット絵をファイル化して動かす

VBAを使ってエクセルのドット絵を動かすには専門知識が必要ですし、作成したアニメーションを友達に送ったり、SNSにアップロードしたりできません。

代替策としてはエクセルで書いたドット絵をファイル化してから、最初に紹介したWonderFox HD Video Converter Factory Proを利用してアニメーションを作ることができます。

エクセルのドット絵をファイル化するには下記2つの方法があります。

1フレーム(Range範囲)をコピーしてWindows標準搭載のペイントアプリに貼り付け、名前を付けて画像を書き出します。

2フレームをコピーし、図としてWord文書に貼り付けます。全てのフレームを貼り付けたら、Word文書をHTMLファイルにエクスポートします。これで文書内の全ての画像も一緒にファイル化されます。

ドット絵動画の作り方

ドット絵のGIFアニメーションはパソコンで自由に再生したり、SNSにアップロードしたりできますが、YouTube等の動画サイトにアップロードすることができません。解決策としてはWonderFox HD Video Converter Factory Proを使ってGIFアニメーションを動画に変換することができます。手順は下記をご参考ください。

GIFアニメーションからドット絵動画の作り方

Step1、ソフトを実行し、最初の画面で「変換」機能を開きます。

Step2、作成したドット絵のGIFアニメーションをインターフェースにドラッグアンドドロップしてインポートします。

Step3、画面右側にある形式アイコンをクリックして出力形式リストを開き、「動画」カテゴリから必要な動画形式を選択します。

Step4、画面一番下にある「▼」アイコンをクリックして出力先を設定します。

Step5、最後に「変換」ボタンをクリックし、GIFアニメーションからドット絵の動画を作ります。

GIFを動画に変換

後書き

この記事ではドット絵アニメーションの作り方、ドット絵動画の作り方およびエクセルのドット絵を動かす方法について紹介させて頂きました。ご参考になれたら幸いです。

WonderFox HD Video Converter Factory Proを利用して連番画像を繋げてGIFアニメーションを作ったり、GIFを動画に変換したり、動画のように編集したりできます。ご興味あれば、下のボタンをクリックしてソフトをインストールし、無料で体験してみてください。

あやせ

編集者: あやせ

この記事に関して御不明な点、ご意見等がございましたら、お気軽にご連絡ください。

お問い合わせはこちら >

マルチメディアソフトソリューションの提供に専念する。
2009年から創業

利用規約 | プライバシーポリシー | ライセンスポリシー | Copyright © 2009-2024 WonderFox Soft, Inc. All Rights Reserved.

Back to Top