GIF活用法～動くドット絵の作り方

この前にExcelとWordを利用して文字を書いて画像化し、その画像をGIFに変換することで文字が動くまたは流れるアニメーションを作成する方法について書かせて頂きましたが、実は同じ流れ（文字を書く ⇒ ドット絵を描く）で下記のような動くドット絵を作ることも可能です。

＊このドット絵はネット上にある画像を参考して描いたものです。

二枚のドット絵（フレーム）で構成した、表情だけが変わるGIFアニメですが、より多くの絵を描けば、走ったり、ダンスしたりするなどの複雑な動きも作れます。

①Excelでドット絵を描き、②それをWordに貼り付けて画像化・ファイル化し、③複数枚のドット絵をGIFに繋げて動くドット絵を作る、という流れになります。

次に各ステップを詳しく説明しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

ExcelとWordは日常的に使われているものですし、GIF変換ツールの方も無料で利用できるものを用意したから、お金をかけずに動くドット絵のGIFを作ることができます。ご興味あれば、下の手順に従って一緒に作ってみましょう。

①新規のExcelワークシートを作成します。

②セルのサイズを正方形に調整します。一つのセルすなわち一つのピクセルです。

③キャンバスとするセルに背景色と格子を追加します。背景色は必須です。格子はあくまで参考用です。

④各セルに新しい背景色を追加することでドット絵を描きます。同じ色の範囲は複数のセルを選択し、一括で背景色を追加していいです。

⑤一枚のフレームを完成したら、キャンバスを丸ごとコピペし、動きに準じて別のフレームを作成します。実際には一部のセルの背景色を変更するだけです。

⑥セルの格子を削除します。

ここでは下記の二枚のドット絵を描きました。

①新規のWord文書を作成します。

②一枚目のドット絵をキャンバスごとコピーします。

③Word文書でマウスを右クリックし、「貼り付けのオプション」で五番目の「図」を選択すれば、描いたドット絵を画像として文書に貼り付けることができます。

④画像を右クリックし、「図として保存」を選択すれば、ドット絵を画像ファイルに保存できます。＊「frame_01.png」のように、ファイル名に番号を付けるのをおすすめします。

⑤同じ手順で別のフレームも一枚ずつ画像化します。

これでExcelとWordを活用してドット絵を描くことができます。実際、GIFを作らなくても、このようにドット絵を描くこと自体は既になかなか面白いと思います。ご興味あれば、普通の絵をExcelの背景に設定したり、直接セルに貼り付けたりして、それを参考しながら自分オリジナルのドット絵をデザインすることも可能です。

描いたドット絵を繋げてGIFに変換するのに、ここではWonderFox HD Video Converter Factory ProというWindows用の多機能GIF変換ソフトをおすすめします。連番画像を繋げて動かせるだけでなく、動画からシーンを切り取ってGIFアニメに変換することもできます。GIFの品質やサイズ、各フレームの滞留時間などは自由に設定できます。

GIF作成の他、このソフトはGIFを動画に変換、動画/音楽の変換・編集・圧縮、動画/音楽ダウンロード、パソコン録画・録音などもサポートします。

シェアウェアですが、GIF作成機能はライセンスを購入しなくても制限なしで利用できます。早速インストールして、動くドット絵を作る最後のステップを読んでいきましょう。

①WonderFox HD Video Converter Factory Proを実行し、メイン画面でマウスを「GIF作成」の上に移動して「画像をGIFに変更」を選択します。

②「画像を追加」をクリックし、先作成したドット絵のファイルを選択して読み込みます。

③右側のサムネイルをクリックすれば出力のプレビューを確認できますので、それをチェックしながら適切な時間遅延（一枚のフレームの滞留時間）を設定します。必要あれば、GIFの品質とサイズを調整することもできます。

④「▼」アイコンをクリックして出力先を設定します。

⑤最後に「GIFを作成」をクリックし、動くドット絵を作ります。

今回の記事では動くドット絵のGIFの作り方について紹介させて頂きました。最後まで読んでくださり、どうもありがとうございました！

WonderFox HD Video Converter Factory Proを使って動くドット絵を作れるだけでなく、動く文字や動くアイコン、ゲーミングGIFなどを作ったり、YouTube動画をダウンロードしてGIFに変換したり、パソコンの画面を録画してGIFに変換したりすることもできます。早速インストールして無料で使ってみましょう！