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フェナキストスコープ
2025/02/08

回転すると絵が動くGIFアニメーションの作り方

フェナキストスコープ

回転すると絵が動くGIFアニメーション

フェナキストスコープ(驚き盤)は一連の動きをする絵を円盤に描いて、その円盤を回転させることで絵の切り替えを実現し、絵が動くように見える最初のアニメーション機器です。

ここではWindowsパソコンでデジタル版のフェナキストスコープ、回転すると絵が動くGIFアニメーションの作り方をシェアしたい思います。

利用するツールはExcelとWindows標準搭載のペイントアプリ及びGIF作成ソフトWonderFox HD Video Converter Factory Proです。

回転すると絵が動くフェナキストスコープを作る

まずはExcelを使って回転すると絵が動くフェナキストスコープを作る手順を説明します。

Step1、Excelを開き、「挿入」>>「画像」をクリックして回転アニメーションの一枚目の絵を選択してシートに貼り付けます。そして絵を適切なサイズに調整します。

*絵は事前に用意してください。また、絵の枚数は360を綺麗に割り切れる必要があります。例えば、ここでは9枚の絵を使っていますが、360を9で割ると40を獲得しますから、作成したフェナキストスコープを40度ずつ回転させていけば、ちょうど絵を切り替えることができます。

9枚の絵

Step2、絵を選択した状態で「挿入」>>「図形」>>「直線」をクリックします。その後、マウスカーソルを絵の上に移動しますと、絵には4つの結合ポイントが表示されますから、その下のポイントをクリックしますと、絵に直線を追加することができます。直線の下の端点をドラッグして絵に垂直するようにします。そして「書式」>>「図形の枠線」から直線の色を白に設定します。その後、絵と直線を選択してマウスを右クリックし、「グループ化」を選択します。

*直線は絵を回らせる時に位置付け用のものです。絵に追加した直線のもう一つの端点を一点に集まらせることで、全ての絵を同じ中心を巡って回らせることができます。

Step3、「Ctrl+A」を押してシート全体を選択します。その後、「ホーム」からシート全体を黒く塗りつぶします。これで直線がはっきり見えるようになります。

Step4、9枚の絵がありますから、絵と直線のグループを複製しておきます。

グループ

Step5、絵(グループではなく)を右クリックし、「図の変更」>>「ファイルから」をクリックすれば、絵を入れ替えることができますので、残りの八枚の絵を一枚ずつ入れ替えます。

図の変更

変更後

Step6、2つ目のグループを選択し、「書式」>>「回転」>>「他の回転オプション」をクリックし、「回転」の角度を40度に設定します。その後、他のグループも80度、120度・・・320度のように、回転角度を40度ずつ増やして行きます。

絵を回転させる

Step7、シート上で各グループの位置を調整し、直線のもうひとつの端点を一点に集まらせます。これで9枚の絵が同じ中心を巡って40度ずつ回転するフェナキストスコープを作ることができます。

Step8、9つのグループを選択し、マウスを右クリックして「グループ化」を選択します。

フェナキストスコープ

フェナキストスコープを回転させてGIFアニメーションのコマを作る

フェナキストスコープを作成したら、次にそれを40度ずつ回転させてGIFアニメーションのコマを作成します。

Step1、フェナキストスコープをコピーします。別のシートに移動し、マウスを右クリックし、「貼り付けオプション」から「図」を選択します。これでフェナキストスコープを図形のグループから一枚の画像に変換することができます。

Step2、複数のセルを選択して結合し、キャンバスを作成します。その後、画像化したフェナキストスコープをその中心に配置します。

Step3、キャンバスを選択してコピーします。

Step4、ペイントアプリを開き、「Ctrl+V」を押してフェナキストスコープをペイントに貼り付けます。その後、「ファイル」>>「名前を付けて保存」をクリックし、一枚目のコマをファイルに保存します。ファイル名には「f_01.jpg」のように順を示す番号を付けてください。

ペイントに貼り付ける

Step5、Excelに戻ってフェナキストスコープを40度回転させてからまたペイントに貼り付け、二枚目のコマを出力します。このようにフェナキストスコープの回転角度を40度ずつ増やしていき、その度にコマを出力します。最終的にはフェナキストスコープが40度ずつ回転する9枚のコマを作成できます。

作成したコマ

コマから回転すると絵が動くGIFアニメーションを作る

コマを作成したら、次にそれらをGIFに合成し、回転すると絵が動くアニメーションを作ります。

WonderFox HD Video Converter Factory ProはWindowsパソコンで使える多機能GIF作成ソフトです。連続の画像を読み込んでワンクリックだけでGIFアニメーションを作成できます。GIFのサイズや品質、速度は自由に調整できます。そして既に作成したGIFアニメーションを読み込んで各パラメータを調整したり、GIFを静止画に分解したりすることも可能です。更に動画をいろいろ編集してからGIFアニメに変換、もしくはGIFアニメをMP4など動画ファイルに変換することもサポートします。

次にWonderFox HD Video Converter Factory Proを利用してコマから回転すると絵が動くGIFアニメーションを作る手順を説明します。実際に試してみたい方は下のボタンをクリックしてソフトをインストールし、無料で体験してみてください。

コマから回転すると絵が動くGIFアニメーションを作る手順

Step1、WonderFox HD Video Converter Factory Proを実行し、最初の画面で「GIF作成」をクリックし、「画像をGIFに変更」を開きます。

画像をGIFに変更

Step2、「画像を追加」をクリックしてファイルブラウザを開きます。フェナキストスコープが回転する際に絵は反時計回りで切り替わりますから、コマをそのまま読み込んでGIFに合成しますと、アニメーションが逆再生されます。ですので、ここではファイルブラウザの「名前」タイトルをクリックして全てのコマを名前の降順に並べてからソフトにインポートしてください。

名前の降順で読み込む

Step3、画面右側のサムネイルをクリックするとプレビューが確認できますから、それを見ながら「再生時間」のスライダをドラッグし、アニメーションの速度を調整します。

Step4、「GIFを作成」ボタンをクリックし、デジタル版のフェナキストスコープ、回転すると絵が動くGIFアニメーションを作成します。

GIF作成

後書き

この記事ではWindowsパソコンでデジタル版のフェナキストスコープ、回転すると絵が動くGIFアニメーションの作り方について説明させて頂きました。ご参考になれたら幸いです。

WonderFox HD Video Converter Factory Proでは動画又は連続画像を素材にして綺麗なGIFアニメーションを作成することができます。そしてGIFを静止画に分解したり、MP4などの動画に変換したり、動画のように結合や回転、反転、クロップなどの編集をしたりできます。さっそく下のボタンをクリックしてソフトをインストールし、無料で体験してみましょう!

あやせ

編集者: あやせ

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