「無料・有料」MP4から/へのコンバーターおすすめ9選

汎用性と普及度が一番高いビデオフォーマットとして、MP4は動画の再生や編集、共有、撮影など様々な場面で使用されています。時には、ほかの動画や音声からMP4へ変換したり、MP4からほかの動画や音楽に変換したりする需要もあります。

ここでは、MP4のファイル形式変換ができるMP4コンバーターをまとめてご紹介します。無料と有料のソフト、オンラインのコンバーターが揃っていますので、必要があれば、ぜひご参考ください。

まずは無料でMP4ファイルを変換したい方に、フリーソフト型のMP4コンバーターをいくつか紹介させていただきます。

「WonderFox Free HD Video Converter Factory」は初心者向けでありながら高機能のWindows用無料MP4コンバーターです。MP4、MPG、AVI、MOV、MP3、FLAC、ALAC、WAV、iPhone、Android、TV、Xbox、YouTube…等々500種類以上の動画/音声/デバイス向けフォーマットがプリセットされているので、MP4から・への変換が自由にできます。

変換する前に、出力ファイルの解像度、コーデック、ビットレート、フレームレート、アスペクト比、サンプリングレート、音量など各種のパラメータを手軽にカスタマイズできます。自動適用機能もあるので、パラメータに詳しくない初心者でも心配なく使いこなせます。また、内蔵の編集ツールを利用すれば、MP4動画をカット・分割・回転・結合などで編集することも可能です。

その上に、ダウンロード機能も搭載されて、URLを利用してYouTube・ニコニコ動画・TVer・Xなどの動画配信サイトからの動画をMP4としてダウンロードして保存することもできます。

「XMedia Recode」はMP4を含む幅広いジャンルのメディアファイルの変換に対応するWindows用動画コンバーターです。一般的な動画・音声ファイルのほかに、DVD/BD/CDディスク、イメージファイル、ウェブ動画なども変換できます。

変換する際、動画の解像度・フレームレート・ビットレートなどを細かく設定することや、ノイズ軽減・色調調整・明るさ補正・インターレース解除・回転・トリミング・音量変更・字幕合成などの編集を行うこともできます。ですが、設定や編集方法は利用したことのない方にとってはちょっと分かりにくいかもしれません。

「HandBrake」はWindows、Linux、Macなど多くのプラットフォームで動作できる無料MP4コンバーターです。MP4など一般的な動画・音声ファイルはもちろん、DVD/BDディスク、DVD/BDフォルダ、イメージファイルなど保護されていないファイルの変換にも対応します。

ですが、出力形式が少なく、ファイルをMP4（.mp4/.m4v）、MKV、WebMしか変換できません。また、変換する際、特定チャプターの抽出、リサイズ・クロッピング、字幕合成、パラメータ設定などを行えますが、経験のない方にとって操作はちょっと難しいかもしれません。

「FFmpeg」はGUIを持たなく、コマンドプロンプトで操作を行う多機能MP4コンバーターです。WindowsやMacなどほぼすべてのプラットフォームで動作でき、MP4を含むほとんどの動画や音声ファイルの変換ができます。現在は多くの変換ソフトもFFmpegに依存して動作しています。

ファイル形式のほかに、FFmpegは動画の各種パラメータ変更や、動画編集、動画ファイルサイズ圧縮など様々なことも行えます。ですが、コマンドプロンプトでコマンドを入力して各作業を実行するので、様々な種類のコマンドを覚えて活用する必要があります。マウスをクリックすることで変換を行うことに慣れている方にとっては、コマンドの利用が複雑かもしれません。

無料のMP4コンバーターの機能が足りないなら、下記にて紹介した有料のMP4コンバーターをご参考ください。

「WonderFox HD Video Converter Factory Pro」は最初に紹介したFree HD Video Converter Factoryの有料版です。同じくWindowsで動作するMP4コンバーターです。

MP4などの動画や音声ファイルを500以上のフォーマットに変換できる上、動画解像度などのパラメータを変更したり、動画のトリミング編集などを行ったりすることができます。無料版に比べて、有料版の変換スピードが大幅に向上させました。

WonderFox独自のエンコーディング技術の利用で、一般的な変換ソフトより最大50倍速くの変換スピードでMP4を変換できます。

さらに、この有料のMP4コンバーターには動画ダウンロード、画面録画、音声録音、GIF作成、写真スライドショー作成、字幕抽出…など多くの実用的な機能も備わっています。

「WonderFox DVD Video Converter」も同じくWonderFox社が開発したWindows用MP4コンバーターです。一般的な動画・音声ファイルのほかには、DVDディスクやISOイメージからMP4への変換も対応します。しかもDVDのコピーガード解除機能も付いています。

変換する前に、動画の解像度・ビットレート・コーデック・フレームレートなどのパラメータを設定したり、動画をトリミング・クロップ・回転・字幕追加などで編集したりすることもできます。また、URLを利用してYouTubeなどのサイトから動画をMP4へ変換することも可能です。

次は、ソフトウェアの利用をしたくない方に、オンラインのMP4コンバーターを三つ紹介させていただきます。

「Convertio」はMP4を含む300以上のフォーマットに対応するオンライン動画コンバーターです。変換スピードが速く、変換する際動画の解像度、ビットレート、品質などを設定することや、動画の回転・反転などを行うこともできます。

サインアップしない場合は、最大100MBのファイルをアップロードできます。アップロードファイルサイズの制限を解除するには、サインアップ（有料）が必要です。

「Online Video Converter」は完全無料のオンラインMP4コンバーターです。300種類以上の動画を入力できるし、最大4GBのファイルをアップロードでき、ファイル数に制限がありません。

ですが、出力形式はそれほど多くないし、変換する前に解像度とコーデック以外のパラメータも設定できません。

「Media.io」はMP4などの動画や音声ファイルを40種類以上の形式に変換できるオンラインコンバーターです。一般的な動画・音声ファイルはもちろん、動画を画像形式に変換することもできます。

ですが無料版はいろいろ制限が付いています。例えば100MB以上のファイルを変換できなかったり、変換動画は最大720Pで保存できたり、出力動画には透かしが入ったりなどです。

以上は、MP4動画のコンバーターに関する紹介でした。初心者の方には、「WonderFox Free HD Video Converter Factory」が一番おすすめです。対応形式が多い上に、各種設定が簡単で、MP4動画を高品質に変換できます。