VOBはDVD-Videoで動画や音声を記録するための形式で、拡張子は「.vob」で表されています。通常、DVDフォルダ内には複数のサイズが大きいVOBファイルが保存されています。しかし、大きいサイズのVOBファイルを保存すると、内部ストレージ容量が不足になります。可能な限りストレージの容量を節約するために、VOBファイルを圧縮することが大事です。この記事は、簡単なVOBを圧縮する方法を紹介します。
(一)形式変換
mpeg-2はVOBファイルのコーデックで、デジタル動画のデータ量を従来の10分の1から20分の1に圧縮できます。圧縮率から見ると、現在最もよく使われているH264はmpeg-2の倍、H265はmpeg-2の4倍です。つまりVOBをこれらの高圧縮率コーデックに対応できるMP4、MKVなどの形式に変換すると、VOBファイルのサイズを小さくすることが可能です。
関連記事:WonderFoxエンコーダを使用して動画をエンコードする方法
(二)パラメータの調整
解像度・ビットレート・フレームレートなどのパラメータはVOBのサイズにも影響があります。これらの数値が高いほど動画の容量が大きくなります。そういうことで、ビットレート・フレームレーの数値を下げれば、VOBファイルサイズを圧縮できます。
関連記事:解像度を変更、ビットレートを変換、フレームレートを変換
(三)切り取り・カット・トリミング編集
VOBファイルをカットして、動画の再生時間を短くすれば、動画のサイズも小さくすることができます。
関連記事:動画をカット・分割する方法
今回使っているソフトはWonderFox DVD Video Converterです。このソフトは形式変換、DVDリッピングソフトとして、VOBを圧縮する以外、DVDのコピーガードを解除して、DVDまたは普通のファイルをMP4、WMV、MP3、WAVなどの500以上の動画/音楽形式へのコピーをサポートします。また簡単なクリックだけですべてのDVD VOBファイルを一つに結合することができます。さらにコーデック、解像度、ビットレート、フレームレート、アスペクト比などのパラメータを変更することが可能です。
以下はVOBファイルを圧縮する手順です。
まずWonderFox DVD Video Converterを実行します。
「ファイル追加」をクリックして、圧縮したいVOBファイルを追加します。
または「DVDディスク」隣の逆三角形をクリックし、「DVDフォルダを読み込む」を選択して、DVD VOBファイルをソフトに読み込みします。
*ここで例として、多くの高圧縮効率コーデックに対応できる「MP4」を選択します。
右にある形式アイコンをクリックして、「動画」カテゴリーに移動し、「MP4」を選択します。
「MP4」を選択したあと、ファイル情報欄で、表示されているサイズをもっと縮小したい場合は、画面右下の「設定」をクリックしてエンコーダ、解像度、ビットレート、フレームレートを調整することができます。
*エンコーダ:「MP4」を選択する時、エンコーダは自動的に「H264」に選択されます。エンコーダをもっと高い圧縮率を持っている「H265」に変換すれば、ファイルサイズがより小さくなります。しかし、圧縮時間も長くなります。
*解像度、ビットレート、フレームレート:これらの数値を下げれば、ファイルサイズを縮小できます。注意するのは、解像度、ビットレート、フレームレートを下げることは動画の画質に悪い影響があります。大きく調整することをしないほうがいいと思います。
ヒント:画面の「編集」ボタンをクリックして、不要な部分をカットすると動画のサイズが小さくなります。
ソフト下の「…」をクリックして、圧縮したVOBファイルの保存先を指定します。
最後「変換」をクリックして、VOBの圧縮を開始します。
以上は今回紹介したいVOBファイルを圧縮する方法でした。この記事はお役に立てれば幸いです。
利用規約 | プライバシーポリシー | ライセンスポリシー | Copyright © 2009-2024 WonderFox Soft, Inc. All Rights Reserved.