AudacityでMP4をMP3に変換する方法

Audacityは、Windows、Mac、Linuxなどで動作する無料の音声編集・録音ソフトウェアです。Audacityはさまざまな音声形式に対応しており、音声をMP3、WAV、OGG、FLACなど多くの形式で書き出すことが可能です。そのため、Audacityは音声変換ソフトとしても広く利用されています。

しかし、Audacityは音声ファイルの相互変換にしか対応していないのでしょうか？実は、Audacityを使用すれば動画ファイルを音声に変換することも可能です。

今回の記事では、Audacityを使ってMP4ファイルをMP3に変換する手順について詳しく紹介します。

もともとAudacity本体はMP4などの動画ファイルの読み込みをサポートしていないため、AudacityでMP4をMP3に変換することはできません。そのため、AudacityでMP4をMP3に変換したい場合は、まず別途FFmpegライブラリをインストールする必要があります。FFmpegをAudacityにインストールすると、AudacityはMP4、AVI、MTS、MPGなどの動画ファイルを読み込むことが可能になります。これにより、動画から音声を抽出したり、さまざまな音声フォーマットに変換したりすることができるようになります。

ステップ１、FFmpegをインストールする

まずhttps://lame.buanzo.org/ffmpeg.phpでFFmpegをダウンロードします。このサイトではWindows（64bitまたは32bit）用とMac用のFFmpegが用意されています。お使いのデバイスに対応したFFmpegを選んでダウンロードしてください。ここでは例として、Windows 64bit用のFFmpegをダウンロードします。「Next」＞「Install」の順に進み、FFmpegをインストールします。

ステップ２、FFmpegをAudacityにインストールする

FFmpegのインストールが完了したら、Audacityを起動します。「編集」＞「環境設定」をクリックします。

左側の「ライブラリ」をクリックします。「FFmpeg取り込み/書き出しライブラリ」項目の「場所を指定」をクリックすると、「Audacityは既に有効なFFmpegライブラリを自動…」画面が表示されます。その後、「はい」をクリックして、インストールしたFFmpegの保存先を指定します。「OK」をクリックして設定を保存します。

FFmpegをAudacityにインストールしたら、次にAudacityを使用してMP4ファイルをMP3に変換する方法を紹介します。この手順を実行することで、簡単に変換作業ができるようになります。

ステップ１、「ファイル」＞「開く」をクリックしてMP4ファイルをAudacityに追加します。

ステップ２、「ファイル」＞「書き出し」をクリックして「MP3として書き出し」を選択します。ファイル名や保存場所を設定します。最後に、「保存」＞「OK」をクリックすると、MP4をMP3に変換するプロセスが始まります。

FFmpegライブラリをインストールすることで、AudacityでMP4をMP3に変換することはできますが、すべての動画や音声形式に対応しているわけではありません。また、時折「動かない」、「書き出しができない」といったエラーが発生することもあります。そこで、Audacityの代わりにおすすめしたいのが、次の変換・編集ソフトです。

WonderFox HD Video Converter Factory ProはWindows向けの専門的な変換・編集ソフトで、MP4、WMV、MPG、MTS、MP3、M4A、FLAC、WAV、OGG、OPUS、CAFなど幅広い動画や音声形式に対応しています。このソフトは500以上の動画/音声形式やデバイス用の形式を提供しております。MP4をMP3に変換する以外に、WAV、FLAC、AAC等の音楽形式に変換することもできます。結合やトリミング、回転、クロップ、透かし追加など多くの編集機能も内蔵されています。さらに、このソフトで音声ファイルを録音したり、YouTubeなどのサイトから音楽をダウンロードしたりすることもできます。

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以上では、Audacityとその代替ソフトを使って、MP4動画をMP3に変換する方法を紹介しました。お役に立てれば幸いです。