本文では、お薦めのMP3カットフリーソフトをまとめて紹介する上に、MP3ファイルをカット編集する方法について詳しく解説いたします。ご興味がある方は、ぜひお読みください。
『WonderFox Free HD Video Converter Factory』は多機能のMP3編集フリーソフトです。MP3ファイルを短くカットすることはもちろん、MP3から複数の部分を分割したり、複数のMP3を一つにまとめたりすることもできます。
カットしたファイルはMP3のほかに、WAV・FLAC・M4Aなど十数種類の音楽形式にも変換できます。また、MP4などの動画から一部をカットしてMP3に保存することも可能です。ファイルを出力する前に、MP3の音量やチャンネルなどのパラメータも自由に変更できます。
インターフェースが一目瞭然で、操作方法は簡単ですので、初心者でも手軽に使いこなせます。
対応OS |
Windows11/10/8.1/8/7/Vista |
対応形式 |
MP3、WAV、FLAC、M4A、OGG、MP4、MOVなど数百種類の音楽・動画 |
長所 |
・カット以外、連結・パラメータ調整・形式変換・ダウンロードなどの機能も付く。 |
短所 |
・Windowsしか対応しない。 |
Step1:WonderFox Free HD Video Converter Factoryを起動し、メイン画面で「変換」アイコンをクリックし、次の画面で「ファイル追加」をクリックしてカットしたMP3ファイルをソフトにインポートします。
Step2:ハサミのようなアイコンをクリックしてカット編集画面に入ります。
Step3:編集画面でタイムラインのスライダーをドラッグしてカットしたい部分の範囲を指定します。そして、「切り取り」ボタンをクリックして指定部分をカットしてクリップに作成します。複数の部分をカットしたいなら、この手順を繰り返せばいいです。
Step4:カット完了したら、「OK」をクリックして変換画面に戻ります。
Step5:「出力フォーマットを選択」で「音楽」タブで「MP3」を出力フォーマットに指定します。
Step6:ソフト下部の「▼」ボタンをクリックしてMP3ファイルの保存先を指定してから、「変換」をクリックすればMP3ファイルをカットして保存できます。
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『Audacity』は有名な音楽編集フリーソフトです。MP3など様々な音楽に対応し、カット編集のほかに、ノイズ除去/軽減、音量調整、結合、エフェクトかけ、テンポ変更、無音追加/削除、無音化、ラベル付き、メタデータ編集、PC音声録音...豊富な編集機能が付いています。
ただし、インターフェースがちょっと複雑なので、カット編集だけ行うならまだいいですが、より高度な編集機能を使い慣れるまでは少し時間がかかるかもしれません。
対応OS |
Windows、macOS、Linux |
対応形式 |
MP3、WAV、FLAC、M4A、OGG、Opusなど各種の音楽 |
長所 |
・編集機能が豊富。 |
短所 |
・使い方がちょっと難しい。 |
1Audacityを起動し、「ファイル」>「開く」をクリックしてカットしたいMP3ファイルをインポートします。
2左マウスボタンを押しながら、カーソルを波形に移動させて、カットしたい範囲を選択します。
3選択した部分をカットして保存したいなら、上部の「選択部分以外のオーディオをトリミング」ボタンをクリックします。選択した部分をカットして削除したいなら、「編集」>「切り取り」または「削除」をクリックします。
4「ファイル」>「オーディオをエクスポート」をクリックしてカットした部分を書き出して保存します。
『mp3DirectCut』はMP3ファイルのカットに特化したフリーソフトです。指定した範囲でMP3ファイルをカットすることはもちろん、無音区間検出機能でMP3の無音部分をカットすることも可能です。また、MP3にフェードイン/アウトの効果を追加したり、マイクから入力された音声を録音したりする機能も付いています。
使い方は複雑ではないですが、慣れていない方にとってちょっと分かりにくいかもしれません。
対応OS |
Windows、Android |
対応形式 |
MP3、AAC |
長所 |
・無音検出ができる。 |
短所 |
・初心者にとってちょっと分かりにくい。 |
1mp3DirectCutを起動し、「ファイル」>「開く」をクリックしてカットするMP3ファイルをインポートします。
2グレー色のスライダーを移動させて、カットしたい部分の開始時点で下の「選択開始」ボタンをクリック、終了時点で「選択終了」ボタンをクリックします。
3左下のハサミボタンをクリックすれば選択した部分をカットして削除できます。
4「ファイル」>「音声全体の保存」をクリックして残りの部分を書き出して保存します。
ヒント:選択した部分を保存したいなら、「ファイル」>「選択範囲の保存」をクリックすればいいです。
『Windows Media Player』はWindowsのパソコンにも標準搭載されているアプリです。一般的にはMP3などの音楽や動画ファイルの再生プレイヤーとして使われます。
編集機能は標準で付いていませんが、「WMP Trimmer Plugin」というプラグインを導入すれば、MP3などをカットできるようになります。
対応OS |
Windows、macOS、Solaris |
対応形式 |
MP3、WAV、FLAC、M4A、OGG、MP4、MOVなど様々な音楽・動画 |
長所 |
・Windowsに標準搭載でインストール不要。 |
短所 |
・プラグインの導入が必要。 |
1WMP Trimmer Pluginを導入してから、Windows Media Playerを起動します。初めて利用する場合、「Sing up or Login」をクリックしてログインする必要があります。
2「Open Media File」をクリックしてカットしたいMP3をインポートして、「Edit this file」をクリックします。
3カットしたい部分の開始時点と終了時点でそれぞれワンクリックしてから、下の「マーカーの追加」ボタンをクリックします。
4不要な部分にカーソルを移動させて、ハサミのアイコンをクリックしてその部分を削除します。
5「Save」をクリックして残りの部分を書き出して保存します。
『AviUtl』は無料の動画編集ソフトとして人気がありますが、実は音声編集も可能です。カット編集のほかには、音量調整、ノイズ除去、再生速度変更などのこともできます。
ですが、AviUtlでMP3をカットするためには、MP3の入力・出力用のプラグインを導入する必要があります。
対応OS |
Windows11/10/8.1/8/7/Vista/XP |
対応形式 |
デフォルトはAVIとWAV(それ以外はプラグイン必要) |
長所 |
・編集機能が豊富。 |
短所 |
・プラグインの導入、使い方は複雑。 |
1AviUtlを起動し、MP3ファイルをAviUtlにドラッグ&ドロップします。
2タイムラインにある白いスライダーをドラッグします。カットしたい部分の開始時点で「」ボタンをクリックし、終了時点で「
」ボタンをクリックします。
3選択した部分を保存したいなら、プレビュー画面で右クリックして「選択範囲の切り出し」をクリックします。選択部分を削除したいなら、「選択範囲の削除」をクリックします。
4最後は、「ファイル」>「プラグイン出力」をクリックしてカットしたMP3ファイルを保存します。
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『Helium Audio Splitter』は音声ファイルのカット・分割に特化したシンプルなフリーソフトです。MP3などのファイルから特定の部分をカットしたり、指定の長さや個数に応じて音声ファイルを自動的に分割したり、CUE シートの内容に基づいて分割を行ったりすることができます。
インターフェースの構成は簡単ですが、その使い方は初心者の方にとってちょっと分かりずらいかもしれません。
対応OS |
Windows |
対応形式 |
MP3、WAV、FLAC、M4A、OGG、AAC、WMAなどの音声ファイル |
長所 |
・多種な方法でMP3をカットできる。 |
短所 |
・カット以外の編集はない。 |
* ここでは、MP3から特定の部分をカットする手順を説明いたします。
1Helium Audio Splitterを起動し、「ファイルを開く」をクリックしてMP3ファイルをインポートします。
2「トラックの追加」をクリックして、「1トラックを追加」にチェックを入れて「OK」をクリックします(時間指定は不要)。
3「トラックリスト」で追加したトラックを選択します。
4波形で、「Shift」キーを押しながら、左マウスをクリックしてカットしたい部分の先頭位置を決めます。「Shift」キーを押しながら、右マウンをクリックしてカットしたい部分の末尾位置を決めます。
5出力フォルダと形式を設定した後、「分割」ボタンをクリックすればMP3から指定の部分をカットできます。
『iTunes』はプロの編集ソフトではないですが、それを利用してMP3などのファイルをカットすることも可能です。カットしたファイルはMP3のほかに、WAVやAIFF、M4Aとして保存することもできます。操作方法はちょっと複雑なので、すでにiTunesがインストールされていて、ほかのソフトを利用したくない方におすすめです。
対応OS |
Windows11/10、macOS 10.14.6以前、OS X 10.10.5 以降 |
対応形式 |
MP3、WAV、M4A、AIFF、WMA(入力のみ) |
長所 |
・Apple公式のアプリなので、安全性が高い。 |
短所 |
・操作手順は複雑。 |
1iTunesを開き、「編集」>「環境設定」>「読み込み設定」を順次クリックして、「読み込み方法」を「MP3エンコーダ」に指定してから「OK」をクリックします。
2カットしたいMP3音楽をiTunesに追加してから、音楽を右クリックして「曲の情報」をクリックします。
3「オプション」でカットしたい部分の開始と停止時間を入力し、チェックを入れてから「OK」をクリックします。
4「ファイル」>「変換」>「MP3バージョンを作成」をクリックすればいいです。
『LosslessCut』は動画や音声ファイルを無劣化でカット編集できるフリーソフトです。MP3などから特定の部分をカット・分割したり、複数のファイルを一つに連結したり、無音シーンを検出したりすることができます。無劣化かつ高速に処理できるのが特徴です。
対応OS |
Windows、macOS、Linux |
対応形式 |
MP3、WAV、FLAC、M4A、OGG、MP4、MOVなど各種の音楽・動画 |
長所 |
・無劣化でカットできる。 |
短所 |
・操作はちょっと不便。 |
1LosslessCutを起動し、「ファイル」>「開く」をクリックしてMP3ファイルをインポートします。
2タイムラインでカットしたい部分の先頭部分でワンクリックして、下の左にある指差しアイコンをクリックします。
3カットしたい部分の末尾部分でワンクリックして、右にある指差しアイコンをクリックします。
4上部の「作業フォルダ未設定」をクリックしてMP3ファイルの出力フォルダを指定します。
5「出力」をクリックすれば指定部分をカットして保存できます。
以上は、MP3ファイルのカット編集ができるフリーソフトに関する紹介でした。ご参考になれば幸いです。
初心者の方には、WonderFox Free HD Video Converter Factoryが一番おすすめです。操作は簡単ですし、MP3のほかにも多くの形式に対応しています。
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