MIDIファイルは音楽制作で広く使われており、WAV/MP3/OGG/AIFF/AAC/FLACなどの一般的な音楽ファイルと異なり、「曲」を保存するために使われることが少なく、「電子楽譜」のような音データを保存するために使われることが多いです。つまり、MIDIファイルを再生しても、通常は様々な音楽制作ソフトから提供された仮想楽器で奏でられた音が聞こえるだけで、完全な「曲」が聞こえないです。もちろん、音楽制作ソフトで作った曲も、一般的な音楽ファイルとして書き出す前にMIDIファイルとして保存しておくことも少なくないです。
では、MIDIファイルをWAVのような一般的な音声フォーマットに無料で変換するにはどうしたらよいのでしょうか。この記事では、MIDI WAV変換フリーソフトを紹介し、Windows 10 PCでMIDIファイルをWAVに無料変換する手順を詳しくご説明します。興味のある方は一読してみてはいかがでしょうか。
MIDIファイルをWAVに変換できるソフトは実はかなり多く、ほぼすべての音楽制作ソフトや歌声合成ツールでMIDIファイルをWAVに変換することができます。
今回は、日本の開発者が開発した、無料でMIDIファイルをWAVに変換できる小型で使いやすい歌声合成ツール「UTAU」をご紹介します。
Windows 10でUTAUを使用してMIDIファイルをWAVに無料変換
1.UTAUのダウンロードページにアクセスし、最新版をダウンロードします。
2.MIDI WAV変換フリーソフトUTAUをインストールし、開きます。
3.左上の「ファイル」ボタンをクリックし、ドロップダウンリストで「インポート」を選択します。
4.右下のファイルタイプのドロップダウンリストから「SMF形式ファイル(.smf .mid)」を選択し、MIDIファイルをUTAUに取り込みます。
5.上部ツールバーの「プロジェクト」ボタンをクリックし、ドロップダウンリストから「wavファイルを生成」を選択します。
6.最後に出力ファイル名と保存場所を設定し、右下の「保存」をクリックすると、MIDIファイルがWAVに変換されます。
音楽制作ソフトから書き出した音楽ファイルをWAVに変換したい、音楽制作ソフトに取り込めない音楽ファイルをソフトに対応した形式に変換したい方は、強力な音楽変換ソフト「WonderFox HD Video Converter Factory Pro」をお試しください。
このソフトで、ほとんどすべての音楽/動画ファイルをMP3/WAV/OGG/AIFF/AAC/AC3/FLAC/ALAC/WMA/MKAなどに高速でバッチ変換することができます。ビットレート/サンプリングレート/ボリューム/チャンネルなどのパラメータを一括変更したり、複数の音楽ファイルを1つのファイルにまとめたり、1つの音楽ファイルを複数のファイルに分割したり、音楽ファイルのファイルサイズを圧縮したりすることができます。また、YouTube/ニコニコ動画/FC2などの1000以上のサイトから動画/音楽を編集素材としてダウンロードすることも可能です。
MIDIファイルによって製作/合成した音楽ファイルをWAVに変換する方法については、次に詳しくご説明しますので、事前にWonderFox HD Video Converter Factory Proを無料でダウンロードしてインストールし、試してみましょう。
ステップ1、変換ソフトを立ち上げ、「変換」を選びます。
ステップ2、「+ファイル追加」をクリックするか、変換ウインドウに直接ドラッグドロップし、変換したいMIDIファイルによって製作/合成した音楽ファイルをソフトに追加します。
ステップ1、右側の「出力フォーマットを選択」ボタンをクリックします。
ステップ2、「音楽」パネルで出力形式を「WAV」に設定します。
ヒント:出力形式を設定した後、パラメータ自動設定機能によって、出力ファイルの各パラメータが最適な数値に設定されます。
ステップ1、ソフトの下部にある「▼」ボタンをクリックしWAVファイルの出力先を選びます。
ステップ2、右下の「変換」ボタンをクリックしMIDIファイルによって製作/合成した音楽ファイルのWAVへの変換を開始します。
ヒント:出力する前に、右側の「パラメータ設定」をクリックすると、出力ファイルのパラメータ設定ウインドウが開けます。「オーディオパラメータの設定」パネルで、出力ファイルの「エンコーダ」「チャネル」「ビットレート」「サンプリングレート」「ボリューム」を必要に応じて設定することができます。
利用規約 | プライバシーポリシー | ライセンスポリシー | Copyright © 2009-2024 WonderFox Soft, Inc. All Rights Reserved.