2024最新！Windows11向けの無料動画編集ソフトお薦め8選

最初にお薦めしたいのは『WonderFox Free HD Video Converter Factory』という初心者向けの無料動画編集ソフトです。編集機能には、動画のいらない部分をカット、動画を複数のファイルに分割、複数の動画を一つに結合、動画の画面をクロッピング、動画を90度回転・上下/左右反転、動画に十数種類のエフェクトやフィルターをかけ、動画の明るさ/対比/飽和度/色相を調整、動画に透かし/字幕/音楽トラックを追加、動画のメタデータを変更…など様々な操作を行うことができます。また、動画のパラメータ設定もサポートしており、動画の解像度や音量、ビットレート、縦横比などを変更することができます。

このソフトも強力な動画形式変換ソフトなので、ほとんどの動画ファイルの編集に対応し、編集した動画をMP4含めの500種類以上の形式にも出力できます。その上に、YouTubeなどのサイトから動画を保存して編集する「ダウンロード」機能も搭載されています。

インタフェースがシンプルで分かりやすく、操作手順も簡単なので、初心者に向いています。

『Clipchamp』は2021年にマイクロソフトによって買収された動画編集ソフトです。2022年ウィンドウズ11の標準搭載編集アプリとして追加されました。Windows11以外も公式サイトまたはMicrosoft Storeからダウンロードしてインストールできます。また、ブラウザで公式サイトにクセスすれば直接利用するのも可能です。

編集機能には、動画のトリミング/カット/分割/クロップ、回転/フリップ/ミラー、テキスト/音楽/画像の追加、エフェクト/フィルター付け、背景の追加、トランジション…など様々があります。また、YouTube・Instagram・ゲーム・旅行など多様の目的に応じて様々な種類のテンプレートや素材が用意されています。さらに、Clipchampを使ってWindows11での画面を録画することもできます。

Clipchampを利用するにはアカウントのログインが必要で、編集した動画は無料で最大1080PのMP4で出力します。大抵の編集機能は無料で利用できますが、高解像度の出力または一部高度な編集機能や素材などの利用には有料プランに加入する必要があります。

『フォト レガシ』は旧Microsoftフォトのことです。Windows11のMicrosoftフォトアプリは更新されて、「ビデオエディター」という編集ツールが搭載されなくなってしまうので、Microsoftフォトでは直接動画を編集することができません。

Windows11のフォトで動画を編集したいなら、旧バージョンの「フォト レガシ」をインストールする必要があります。Windows11でフォトアプリを実行し、「設定」で「フォト レガシの取得」をクリックすればインストールできます。

「フォト レガシ」に搭載された編集機能は簡単で、動画のトリミング・分割・結合、回転、3D効果/BGM/テキスト/フィルター/カメラモーションの追加、再生速度の変更、縦横比変更…などができます。編集した動画は最大1080PのMP4としてエクスポートできます。使い方も複雑ではないので、初心者には向いています。

『AviUtl』は個人が開発した知名度の高い動画編集フリーソフトです。プラグインが豊富で、拡張性が高いのが最大の特徴です。

基本的な編集機能としては、動画から不要な場面のカット、特定の場面の切り出し、複数の動画の連結、動画にモザイク/ラスター/色ずれ/振動などのフィルターの追加、動画の音声入れ替え、動画のノイズ除去、ぼかし/シャープなどの特殊効果の追加、動画のクロッピング/リサイズ、緑塗りつぶし、明るさ/コントラスト/色合い/ガンマなどの調整で色調補正、音量調整、画面解像度/フレームレートの変更、インターレース解除、動画/音声の圧縮などができます。さらに、外部プラグインを導入することで、動画にテキスト/画像/動画/音声などを合成することや、より高度な編集を行うことができます。

デフォルトの状態で、AviUtlに読み込める動画はAVIしかないが、プラグインを購入すれば、MP4など様々な動画も編集できます。編集作業自体は複雑ではないが、プラグインの導入がすこし面倒なため、AVI動画を簡単に編集する場合にお薦めです。

『Avidemux』は多様な形式に対応した無料動画編集ソフトです。MP4・AVI・MKV・WMV・FLV・WebM・MOVなど様々な動画の入力と出力に対応するので、ほとんどの動画の編集が可能です。

動画内の特定場面のカット、動画と動画の連結、リサイズ/クロッピング、動画に様々なフィルター（シャープ、ぼかし、明るさ/色調補正、拡大/縮小、ノイズ除去など）の追加、動画の形式変換、動画からの音声抽出、黒ベタ追加、回転/反転、字幕合成、ロゴ除去…等々多くの編集が行えます。NvidiaのNVENCを利用してGPUエンコーディングを行うことも可能です。

ただし、操作方法は少し分かりにくいので、初心者の方にとって難しいかもしれません。また、日本語化ファイルは別途ダウンロードする必要があり、一部日本語化されていない表示もあります。

『OpenShot Video Editor』はWindows11を含めクロスプラットフォームで動作する無料動画編集ソフトです。多くの編集機能が搭載される上に、操作方法が複雑ではないです。

動画から不要な部分を切り捨てたり特定の部分を切り出したり、複数の動画を一つのファイルにまとめたり、動画に様々なエフェクト・フィルターをかけたりするなど基本的な編集作業はもちろん、動画に3Dアニメーション（雪、レンズフレア、フライングテキストなど）の効果も追加できます。また、オーディオファイルを波形として表示させ、波形を動画の一部として書き出すこともできます。無制限のトラック数をサポートするので、動画に画像やオーディオ、字幕、透かしなどを好きなだけに追加することが可能です。

ほぼすべての動画を読み込めるし、出力も多くの形式に対応します。唯一気になる点は動画の書き出し速度はやや遅いかと思います。

『Shotcut』はプロ級向けの高機能無料動画編集ソフトです。4K、8Kの高画質動画にも対応し、幅広いジャンルの動画をサポートします。主な編集機能は以下の通りです。

動画クリップのカット/トリミング/分割、複数動画/画像/音声ファイルの結合、動画の回転/反転、動画のクロッピング、動画から静止画の切り出し、音量調整、フェードイン/アウト効果の追加、クリップの切替にトランジション効果追加、テキスト合成、クロマキー合成、モザイク合成、明るさ/彩度/透明度調整、音声ノーマライズ、色反転、インターレース解除、動画と音声の分離、動画から音声の抽出、動画からGIFアニメへの変換…

プロ向けなので、機能が豊富でありながら、操作は少し複雑です。無料で個性的な動画を作りたい方にはお薦めです。

『Kdenlive』はプロ向け無料動画編集ソフトです。あまり知られていないソフトですが、動画編集に必要な機能がほとんど付いています。ただし、インタフェースがすこし分かりにくくて、操作方法も複雑です。ソフト内の一部表記や説明が日本語化されていない上に、サイト上に使用方法に関する説明も少ないので、経験のない方にはお薦めしません。

編集機能について、カット・トリミング・回転・特殊効果追加・再生速度変更・テロップ追加など基本的なもの以外、映像と音声の分離、トランジション効果付加、拡大縮小、レンダリングなどもできます。動画にモザイクをかける時、動画全体や一部の画面だけではなく、移動中の人物などを追従して歩いている人の顔を隠すような自動追従してくれることも可能です。