MPEG-4をMP3に変換・MPEG-4からMP3音声を抽出する方法

「.mp4動画から音声データをMP3として抽出したいですが方法が分からなくて、簡単な操作でMPEG-4ファイルをMP3に変換できるツールはありますか？」

多くの方はMP4を存じますが、MPEGシリーズはそれ程詳しくありません。MPEG-4とMP4は名前だけ見れば同じように見えるかもしれませんが、実は違うものです。MPEG(Moving Picture Experts Group)とは画像・音声等のデータを圧縮する際に用いられる圧縮形式の標準規格を策定したグループのことです。MP4はMPEG-4から派生した動画形式で、正式名称はMPEG-4 Part 14です。要するに、MP4は動画形式でMPEG-4は「コーデック」ということになります。

今回はMPEG-4動画からMP3音声データを抽出、つまりMPEG-4をMP3に変換する方法をご紹介します。

MPEG-4とMP3の違い

MPEG-4とMP3は、2つの異なるメディアエンコード規格です。

MPEG-4は音声と動画情報の圧縮規格で、MPEG-1とMPEG-2の特徴のほとんどと、他のフォーマットの長所を含んでおり、ほとんどの機能は、採用するかどうかは開発者の判断に委ねられています。また、MPEG-4動画はコンテナフォーマットによって、.mp4、.m4v、.mov、.flv、.mkvなど異なるファイル拡張子を使用することができます。

MP3は、音声圧縮フォーマットで、MPEG-1レイヤー3を指し、MPEGによって規定されたMPEG-1オーディオの圧縮規格の第3層とも言えます。MP3ファイルの拡張子は通常.mp3のみです。

MPEG-4動画ファイルをMP3音楽ファイルに変換するメリット

MPEG-4動画ファイルをMP3音楽ファイルに変換することで、動画の音声部分を抽出することができます。つまり、動画全体を見ることが必要なく、音声だけを再生することができます。これにより、動画内の音楽やダイアログを聞きやすくなります。さらに、MP3ファイルは通常MPEG-4動画ファイルよりもはるかに小さいので、保存や転送が簡単になります。

僅か三ステップでMPEG-4をMP3に変換できるだけでなく、ほぼ全ての動画から音声データをMP3、FLAC、WAV等の高音質形式として抽出できます。
MPEG-4をMP3に変換しながら「ビットレート」、「チャンネル」、「音量」等のパラメータ数値も自由に調整できます。
複数の音楽・動画ファイルを結合、好きな音楽をスマホの着メロとして作成、ユニークな機能が満載しています。詳細を見る >

MPEG-4をMP3に変換する方法

MPEG-4とMP4は違うものだということをご理解いただけたら、MPEG-4をMP3に変換することはMP4かMPEG-4で圧縮された動画からMP3音声データを抽出するということになります。

今回ご紹介したいのはほぼ全ての動画形式に対応して、動画編集・変換の初心者の方でも手軽に操作できるソフトです。

MPEG-4 MP3変換ソフトHD Video Converter Factory Pro

最初は本当にMPEG-4をMP3に変換できるのかなって心配していましたが、実際使ってみたら案外機能が多くてすごく簡単にMPEG-4からMP3音声データを抜き取れました。GPUアクセラレーションや一括変換に対応します。

MPEG、AVI、MTS、MXF等10以上の動画形式で試してみたところ、非人気の動画形式にも対応できいて、出力フォーマットにもざっと見たらMP3、FLAC、WAVの他に、OGG、WMA等それ程知られていない形式もプリセットされています。

また、出力フォーマットを設定したあと「パラメータ設定」をクリックして次の画面に入れば「ビットレート」、「チャンネル」、「音量」等も自分で調整できるようになっていて、音質が心配の方はビットレートを上げることをお勧めします。

それから、他の機能もいろいろいじってみましたが、「マージ」というのがあって、再生時間が5分間あたりの三曲くらいの音楽ファイルをマージしてみたら、一つの新しいファイルが作成しました。

他にも、動画・音楽のダウンロード、GIFアニメーション作成、画面録画、音声録音など、便利な機能も搭載しています。また、「ベルツール」という機能があって、名前見たときはどんな機能なのかなって疑問に思いましたが、実は音楽ファイルを編集してスマホ等のデバイスの着信メロディーとして作成する機能でした。

MPEG-4をMP3に変換する手順

では実際にMPEG-4をMP3に変換する手順を見てみましょう。開始する前に、まずMPEG-4 MP3変換ソフトHD Video Converter Factory Proを無料ダウンロード無料ダウンロードして無料で体験してみましょう。

ステップ1、ファイルをMPEG-4 MP3変換ソフトに追加

・MPEG-4 MP3変換ソフトHD Video Converter Factory Proを立ち上げます

・「変換」をクリックします

・「ファイル追加」をクリックしてファイルをMPEG-4 MP3変換ソフトに追加するか、もしくは「+」に追加したいファイルをドラッグして追加します

・ヒント：一括変換できるため、同時に複数のファイルをMPEG-4 MP3変換ソフトに追加できます。

ステップ2、抽出したい部分を特定

・ファイルを追加したら、ハサミの様なアイコンをクリックします

・次の画面で、梯形のようなアイコンをドラッグして、抽出したい部分を特定します

・「開始」と「終了」に精確な時間を入力すれば、指定の時間帯を切り取れます

・画面真ん中の「切り取り」ボタンをクリックして、「OK」をクリックすれば抽出したい部分を特定できます（このステップで、MPEG-4をMP3に変換しながら、不要な部分を削除可能）

ステップ3、MP3を出力形式として設定

・画面の右側でメディア形式が表示されている四角い枠をクリックします

・次の画面で「音楽」をクリックします

・「音楽」のカテゴリーで「MP3」をクリックします

・このステップで、出力フォーマットをMP3の他にFLAC、AAC、WAV等の音楽形式に設定することも可能です。

PS：出力フォーマットをMP3に設定したら、「パラメータ設定」をクリックし、次の画面でビットレートや音量を自由に調整できます。

ヒント：MPEG-4をMP3に変換する場合、音質がひどくなるのではないかというご心配の方は「ビットレート」の数値を256Kbpsもしくはそれ以上に設定することをオススメします。ただし、ビットレートの数値が高ければ高いほどファイルサイズも大きくてなってしまいます。

ステップ 4、出力フォルダーを選択　MPEG-4をMP3に変換

・画面の下にある小さい｢▾｣をクリックします

・出力フォルダーを選択したら、「OK」をクリックします

・画面右下にある「変換」ボタンをクリックすればMPEG-4をMP3に変換できます

PS：再生時間の長い動画はステップ2を一度行ってから音声データを抽出した方が便利ですが、もともと再生時間の短いMPEG-4動画を丸ごとMP3等の音楽形式に変換する場合、ステップ2を省いてもオッケーです。

ちなみに、再生時間が4/5分間あたりのMPEG-4動画ファイルなら10秒以内にMP3に変換できます。

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MPEG-4をMP3に変換できるオンラインサイトおすすめ

ご紹介したMPEG-4 MP3変換ソフトでごく簡単にMPEG-4をMP3に変換できるが、ソフトそのもののインストールを面倒に思われるかたもさぞいらっしゃると思うので（筆者もその一人）、MPEG-4をMP3に変換できるオンラインサイトもご紹介します。

PS：オンラインサイトの変換手順は「変換したいファイルを追加」→「出力フォーマットを選択」→「変換開始」という感じの流れで、一部のサイトはビットレート等のパラメーター数値も調整できます。

Convertio

公式サイト：https://convertio.co/ja/

Anyconv

公式サイト：https://anyconv.com/ja/

MPEG-4をMP3に変換する方法

ソフトでMPEG-4をMP3に変換
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