H264コーデックは現在一番人気の動画コーデックとしてほぼ全てのデバイスにデフォルトでサポートされていますし、AVIやMP4、MKV、MOV、TS、M2TSなど数多くのコンテナ形式に格納されることができます。しかし、H264をサポートするはずのiPhone/AndroidスマホでH264を再生できない問題も時々発生します。その原因はなんでしょう?
iPhone/AndroidスマホでH264を再生できない問題の発生原因を説明する前に、まずはコーデックのプロファイルとレベルについて少しお話したいと思います。プロファイルはコーデックの目的用途を定めており、例えばプロファイル1はハイスペックのデバイスで再生する場合に利用され、プロファイル2は動画編集を前提として利用されるなどです。レベルはデータ処理の負荷と必要なメモリ量を表し、よく言われる「重いMP4を軽くする」等の表現は実質的にこのレベルを下げることを意味します。H264のプロファイルはおおまかにBaseline ProfileとMain Profile、High Profileの3つに分けられます。H264のレベルは1~5.1の16段階があります。プロファイルとレベルは動画のフレームレートと解像度に影響します。一方、解像度とフレームレートを変換すれば、プロファイルとレベルも変わります。
さて、本題に戻りましょう。結論から言いますと、iPhone/AndroidスマホでH264を再生できない問題が発生した場合、プロファイルとレベルがスマホでの再生に適合しないのが最も可能性の高い原因です。例えばiPhone 6/6sスマホはHigh Profile/Level4.2までのH264動画の再生をサポートします。プロファイルは既に最高級をサポートし、特に問題はありませんが、Level4.2以上のLevel5とLevel5.1のH264動画はiPhone 6/6sスマホで再生できない可能性が高いです。Androidスマホの場合も、Android 6.0以前ではMain ProfileとHigh ProfileのH264動画を再生できません。
それでは、iPhone/AndroidスマホでH264を再生できない問題が発生した場合、どうすれば解決できますでしょうか?次のパートを読んでみましょう!
上記にも紹介したように、動画の解像度とフレームレートを変更すれば、H264のプロファイルとレベルも変わります。従って、プロファイルとレベルが高すぎたせいでiPhone/AndroidスマホでH264を再生できない問題が発生した場合、最も効果的な対処法は動画のフレームレートと解像度を下げることです。ここではWonderFox HD Video Converter Factory ProというWindows向けの動画変換ソフトをおすすめします。ほぼ全ての動画形式とコーデックをサポートし、僅か3~4ステップだけで超簡単にiPhone/Androidスマホで再生できないH264動画の解像度とフレームレートを変更できますし、他の様々なコーデックをスマホ再生に適合するH264に変換することもできます。他に、動画のコンテナ形式を変換したり、結合や切り取り、クロップ等で動画を編集したり、動画のファイルサイズを圧縮したりすることもできます。強力な「ダウンロード」機能と「録画」機能を利用してインターネットから様々な動画をパソコンに保存することもできます。
下記にてWonderFox HD Video Converter Factory Proを使ってiPhone/Androidスマホで再生できないH264動画の解像度とフレームレートを下げる手順をご説明します。実際に試してみたい方はこの強力な動画変換ソフトをお使いのWindowsパソコンに無料ダウンロード無料ダウンロードしてインストールし、無料トライアルをお試しください。
準備:変換の手順に入る前に、まずはMediaInfoというツールを利用してiPhone/Androidスマホで再生できないH264動画の情報を確認します。テストに使う動画はMain Profile/Level5.1のH264でした。フレームレートは下げる余地のない23.976で、解像度は3840*2160でした。従って、解像度が高すぎる⇒レベルが高すぎる⇒Android/iPhoneスマホでこのH264動画を再生できない、といった因果関係になります。つまり解像度を下げる必要があります。
WonderFox HD Video Converter Factory Proを実行し、メイン画面で五つの機能から「変換」を選択します。次に「ビデオコンバータ」画面で「ファイル追加」又は「フォルダ追加」ボタンをクリックしてiPhone/Androidスマホで再生できないH264動画を読み込みます。
このソフトにはバッチ処理モードが搭載されており、複数の動画ファイルを一括で変換できます。また、H264動画を出力する場合はGPU加速機能が適用され、変換スピードは最高25倍に達します。
画面右側の形式アイコンをクリックして出力形式リストを開き、「動画」カテゴリからMP4を選択します。
次に「パラメータ設定」ボタンをクリックして「動画パラメータの設定」セクションの「エンコーダ」ドロップダウンリストからH264を選択します。そして必要に応じて動画の解像度とフレームレートを下げます。テストに使う動画は解像度のみを下げる必要がありますので、解像度を1920*1080に設定し、他のパラメータはデフォルトのままにします。
「▼」アイコンをクリックして新しい動画の出力先を設定します。最後に「変換」ボタンをクリックしてiPhone/Androidスマホで再生できないH264動画を変換し始めます。
変換プロセスが終わったらフォルダのアイコンをクリックして出力先を開きます。再度MediaInfoを使って出力動画の情報を調べてみますと、Main Profile/Level4になりました。これで大体再生できない問題を解決できるはずです。
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今回の記事ではプロファイルとレベルの視点からiPhone/AndroidスマホでH264動画を再生できない問題の発生原因を解説し、解決策としてフレームレートと解像度を下げることでプロファイルとレベルを変更する方法を紹介させて頂きました。お役に立てますと幸いです。
強力な動画変換ソフトWonderFox HD Video Converter Factory Proを利用すれば初心者でも超簡単に動画の形式やコーデック、フレームレート、ビットレート、解像度等のパラメータを変更できます。他に動画編集、動画ダウンロード、パソコンの録画などの役立つ機能も搭載されております。この素晴らしいソフトを今すぐインストールして無料体験してみましょう!
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