現在のアナログテレビには、NTSC、PAL、SECAMといった3つのテレビ方式 (いわゆるノルム) がありますが、各国のテレビ方式は同じではなく、フレーム周波数、分解率、信号帯域幅、キャリア周波数などの違いにより、放送映像規格も違います。
NTSC(National Television Standards Board)は、現存する最も古いテレビ方式で、米国で開発され、1954年に初めて使用されました。1秒当たり約30枚の映像を525本の走査線に分割して放送する方式であり、白黒テレビとの互換性が高かったようです。開発したアメリカを中心に、日本・韓国・中国台湾・フィリピン・中南米などで採用されています。
PAL (Phase Alternating Line) は1967年にイギリスとドイツで開発され、NTSCより広いチャネル帯域幅を使用するため、画質が向上します。1秒あたり25枚の映像を625本の走査線に分割して放送し、走査線毎に色信号の位相を反転させることができ、ある程度の色合いを自動補正することが可能です。西ドイツ(当時)を中心にイギリス等の西ヨーロッパ・オーストラリア・中国・インドなどで広く採用されています。
SECAM(Sequential Couleurmmoire)は、1967年にフランスで開発され、1秒あたり25枚の映像を625本の走査線に分割して放送し、映像のカラー信号情報を記憶しておくためのメモリーを使用して「信号情報」をFM周波数変調・伝送します。なお、SECAMに対応している製品は限られています。開発したフランスを中心に、ロシア・東ヨーロッパの大部分・中東の一部などで採用されています。NTSC/PALとの互換性はないので、変換することもできません
動画変換ソフトWonderFox HD Video Converter Factory Proは、動画ファイルのテレビ方式をNTSCからPALへ変換、PALからNTSCへ変換することが可能です。この機能を使用すると、ノルムを各国のテレビ規格に合わせて調整できます。さらに、このソフトウェアは、動画ファイルのフォーマット変換や動画の解像度、フレームレート、ビットレートなどのパラメータをカスタマイズすることもできます。
WonderFox HD Video Converter Factory Proをお使いのWindows PCに無料ダウンロード無料ダウンロードしてインストールし、動画ファイルのNTSC/PAL方式を変換する手順を読んでみましょう!
ステップ1: 動画を読み込む
インターフェースで「変換」アイコンをクリックして新しいウィンドウに移動し、「ファイル追加」または「フォルダ追加」ボタンをクリックして動画をソフトに読み込みます。
ステップ2: 動画のパラメータを設定
1、インターフェースの右側にある「出力フォーマットを選択」エリアをクリックして、希望する出力形式を選択します。
2、メイン画面に戻って、「パラメータ設定」をクリックします。新しいウィンドウで新しいパラメータを設定します。
動画をPALに変換する場合:
SD PAL動画を取得するには、「解像度」を720*576に設定し、「フレームレート」を25FPSに設定します。
HD PAL動画を取得するには、解像度を1920*1080に設定し、フレームレートも25FPSに設定します。
次に、「ノルム」でPALを選択し、「OK」をクリックして設定を保存します。
動画をNTSCに変換する場合:
SD NTSC動画を取得するには、解像度を720*480に設定し、フレームレートを30FPSに設定します。
HD NTSC動画を取得するには、解像度を1920*1080に設定し、フレームレートも30FPSに設定します。
次に、「ノルム」でNTSCを選択し、「OK」をクリックして設定を保存します。
ステップ3: PAL/NTSCの変換を開始
すべての設定が完了したら、「出力フォルダ」の逆三角形のボタンをクリックして動画を保存するフォルダを設定します。最後に、「変換」ボタンをクリックして変換を始めます。
以上はNTSC、PAL、SECAMの違いと、NTSCをPALに変換、PALをNTSCに変換する方法のご紹介でした。お役に立てば幸いです。
利用規約 | プライバシーポリシー | ライセンスポリシー | Copyright © 2009-2024 WonderFox Soft, Inc. All Rights Reserved.