音声ファイルの形式に様々なものがあるが、中でもWAVとOGGはよく知られています。WAVは高音質だがファイルサイズが大きくなりがちです。一方、OGGはWAVに比べてファイルサイズを圧縮できるメリットがあります。そこで気になるのが、WAVからOGGへの変換方法ではないでしょうか。本文ではその方法を紹介いたします。OGG形式に変換することで、ストレージ容量を節約しながら、ウェブサイトやアプリでの音声利用をよりスムーズにできます。
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WAVをOGGに変換する方法は多数存在します。以下、主な方法をいくつかご紹介します。
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もともと動画変換や編集、ダウンロード、GIF作成、録画、録音、音声抽出など多機能なソフトだが、その豊富なフォーマット対応力と直感的な操作性のおかげで、音声変換ソフトとしても使えます。特に、WAVをOGGに変換できます。
豊富なフォーマット対応:500以上の出力フォーマットに対応しており、WAVからOGG への変換もシンプルな操作で実現できます。これにより、用途に応じた最適なオーディオファイルを簡単に作成可能です。
高速かつ安定した変換:GPUアクセラレーションやライトニングモードにより、WAVなどの大容量ファイルも短時間で高速に変換できるため、作業効率が大幅に向上します。
細かなパラメータ設定:ビットレートやサンプリングレート、チャンネル、ボリューム、コーデックを自由に調整できるので、変換後も高音質を維持しながらファイルサイズを最適化できます。カット、結合、圧縮などの音楽編集機能も備えています。
バッチ変換対応:複数のWAVファイルを一括でOGGに変換できるため、大量の音声データを効率よく処理できます。
・音声変換ソフトWonerFox HD Video Converter Factory Proを無料ダウンロード無料ダウンロードして立ち上げます
・「変換」をクリックします
・「ファイル追加」もしくは「フォルダ追加」をクリックしてWAVファイルをソフトに追加します
・ヒント:一括変換できるため、同時に複数のWAVファイルを追加できます。
・画面の右側で形式が表示されている四角い枠をクリックします
・次の画面で「音楽」をクリックします
・「音楽」のカテゴリーで「OGG」をクリックします
・出力フォーマットにWAVもプリセットされているので、同じ流れでほかの形式をWAVに変換することもできます。
PS:出力フォーマットをOGGに設定したら、「パラメータ設定」をクリックし、次の画面でビットレートや音量などを自由に調整できます。
・画面の下にある小さい「▾」をクリックします
・出力フォルダーを選択したら、「OK」をクリックします
・画面の右下にある「変換」ボタンをクリックすればWAVをOGGに変換できます
☆コーデックに影響されることもあるが、単体のWAVファイルをOGGに変換する場合は5秒以内に変換できます。
概要:無料でオープンソースの音声編集ソフトで、多くのフォーマットに対応しており、簡単に変換が可能です。
使用方法:Audacityをインストールし、起動します。「ファイル」>「開く」から変換したいWAVファイルを読み込みます。「ファイル」>「オーディオをエクスポート」を選択して「形式」を「OGG Vorbisファイル」に設定します。書き出し先やサンプリングレート、品質、チャンネルなどの設定をして保存します。
概要:多機能なメディアプレイヤーで、ファイルの変換機能も備えています。
使用方法:VLCを起動し、「メディア」>「変換/保存」を選択します。「追加」ボタンでWAVファイルを選び、「変換/保存」ボタンをクリックします。プロファイルから「Audio - Vorbis (OGG)」を選択し、出力先を設定して「開始」をクリックします。
Switch 音声ファイル変換ソフトやXMedia Recodeなど市販の無料・有料ソフトも利用可能です。これらは直感的な操作で複数の形式間の変換をサポートしています。
概要:高機能なオープンソースの動画・音声変換ツールで、ほとんどのプラットフォーム(Windows、Mac、Linux)で利用可能です。
使用方法:FFmpegの公式サイトからインストールします。コマンドプロンプトやターミナルを開き、以下のコマンドを実行します。
ffmpeg -i input.wav output.ogg
必要に応じて、ビットレートや品質などのオプションを追加可能です。
概要:音声ファイル変換専用のコマンドラインツールで、シンプルなコマンドで変換ができます。
使用方法:SoXをインストールします(Windows、Mac、Linuxで利用可能)。ターミナルやコマンドプロンプトで以下のコマンドを実行します。
sox input.wav output.ogg
WonderFox HD Video Converter Factory Proは動画変換だけでなく、WAVをOGGに変換するなどの音声変換機能も充実しており、プロフェッショナルな音質管理と高速変換が可能なため、音声変換ソフトとしても使用できます。細かい設定ができる点も、ユーザーにとって大きな魅力です。
Convertio
長年運営のメディア形式変換のサイトで、安全性が保証されます。
公式サイト:https://convertio.co/ja/
メリット
・ソフトほどではないが変換速度はかなり速い
・プラグインを必要とせず、ウイルス感染の心配はいらない
・URLを貼り付けるだけでファイルを追加可能
・出力フォーマットは多い
・ビットレート等のパラメータ数値を調整可能
デメリット
・ログインしない場合は追加できるファイルのサイズは100MBが上限
・一括変換できない
・広告あり
操作方法:「ファイル追加」→「出力フォーマットを選択」→「変換開始」→「変換後のファイルをダウンロード」という流れですが、歯車の様なアイコンをクリックすれば「ビットレート」、「サンプリングレート」等のパラメータ数値を調整できます。
Anyconv
公式サイト:https://anyconv.com/ja/
メリット
・ポータルサイト
・携帯デバイスに対応
・変換速度は先ほどご紹介したサイトよりやや劣るが結構速い
デメリット
・追加できるファイルのサイズは100MBが上限
・広告あり
・出力できるフォーマットが少ない
変換手順は先程のサイトとはほぼ同じ流れです。
Online Audio Converter:シンプルなUIで変換が可能。
Zamzar:複数のフォーマットに対応したオンライン変換サービス。
使用方法:変換サイトにアクセスし、WAVファイルをアップロードします。出力フォーマットとして「OGG」を選択します。「変換」ボタンをクリックし、変換後のファイルをダウンロードします。
HD Video Converter Factory ProにはFLAC、WAV、MP3の様な人気形式はもちろん、OGG、DTS、AIFFの様なあまり知られていない形式も出力フォーマットとしてプリセットされています。追加できるファイルのサイズに制限がない上、複数のWAVファイルを一括でOGGに高速で変換できます。
GUIソフト:WonderFox HD Video Converter Factory ProやAudacity、VLCは視覚的に操作できるため初心者にも扱いやすいです。
コマンドラインツール:FFmpegやSoXはスクリプトやバッチ処理に向いており、細かい設定も可能です。
オンライン変換サービス:インストール不要で手軽に変換できる一方、ファイルサイズやプライバシーに注意が必要です。
以上、WAVをOGGに変換する代表的な方法を紹介しました。用途や環境に応じて最適な方法をお選びください。
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